hyggeLab Letter vol.20:デンマークのhyggeなJul(クリスマス)の思い出

もうすぐ12月。12月と言えば...やっぱりクリスマスですね。
今から7年前のクリスマス・シーズンに、デンマークで1週間のセミ・ホームステイを体験したことがありました。朝から夜まで家庭で過ごしてホテルで宿泊するというステイです。
せっかくクリスマス・シーズンに滞在するので、いろいろな家庭を訪問してデンマーク流のクリスマスを全身で体験しようと計画しました。
日本でもクリスマスは一大イベントですが、デンマーク人にとっては「お正月」と「お盆」と「お誕生日」と「お祭り」とその他諸々の行事を同時に祝うような、最大級のビッグイベントです。

左上写真〔ご高齢のご夫婦のお宅で出会ったカルチャーショックなクリスマス・ツリー〕
キャンドルは本物です。3歳の可愛いゲストがいても妥協はしません。さすが!バイキングの末裔...火が操れなくてはデンマーク人ではない?
因みに、枝につるしてあるキャンドル・スタンドはジョージ・イエンセンのイヤー物。
結婚されてから毎年買い足した、とのことでした。

右上写真〔クリスマスの雰囲気が嫌でも盛り上がるキッチン〕
ランチにご招待された若いご夫婦とお子さんの住むお家です。家中にクリスマスが宿っています。お料理は暖かい手作りでした。

左下・右下写真〔2人のお子さんと暮らすシングルマザーのお家〕
窓際のキャンドルの炎がガラス窓に映って映画のワンシーンのようでした。お手製のキャンドルスタンドにセンスが光ります。
お子さんと3人で製作した家形のケーキにもクリスマスの思いが詰まっています。

デンマークのJul(クリスマス)は、家族や親しい人と一緒に長い時間と手間暇をかけて、温かく心を寄せ合って過ごすhyggeなビッグイベントなのでした。

林 陽子

一覧へ

PAGETOP