4Seiko Gakuen 100th anniversary100周年記念さかみちの会 令和6年度同窓会総会(令和6年5月19日実施) 清光学園100周年おめでとうございます。学園創設者本多由三郎先生始め、時代ごとに学園の関係者の皆様が結集し、100年という歴史が積み上げられてきました。その時々に携わってこられた多くの先輩方に心から敬意を表します。 もう50年近く前になります。当時、バレーシューズに履き替えて靴箱から上がりきった廊下で椅子に座っていた本多由三郎先生。表情ひとつ変えることなく、しかし、毎朝必ず学生を迎えてくださっていました。正直、当時はその姿に緊張するだけでしたが、社会人となり、母親となり、自分が成長するにつれ、本多先生の眼差しの“本当の意味”が分かったような気がしています。同窓会20周年記念で贈呈した胸像の本多先生は、今なお正面玄関前で若い学生たちや教職員を、あの時のように、厳しくも温かく見守っているかのようです。 27,000名を超える会員を擁する同窓会さかみちの会は、この100年という節目に、多くの卒業生が和やかに交流できるよう、令和6年5月19日(日)に懐かしい体育館で同窓会総会を開催しました。「大正、昭和、平成、令和そして未来へつなげ!―全国の卒業生からの贈りもの―」をテーマとし、北海道から沖縄、海外の方も含めた卒業生が「時間」も「場所」も「世代」も超えた「繋がる」場となりました。本多先生の最期の大事業として建設された体育館では、誰もが女学生に戻ったような、快活で爽やかな明るい声が響いていました。 さて、同窓会の役割は、母校と卒業生を結ぶ懸け橋となり、会員相互の親睦を図ることを第一の目的としています。また、学園の今後の発展に寄与する活動として、地域貢献活動も行っています。地域一般の方も聴講できる「燈台もとくらし講座」の充実や各地域で行う交流会等、貴重な財源を有効活用し、今後も活動を続けていきたいと思っています。 また、職域のネットワークとその太いパイプは、学園の長い歴史と、同窓生の皆さんの活躍に支えられているものです。今後も同窓生の意見を聞きながら、同窓会としての力を発揮し、学園へ貢献していかなければならないと考えています。 あらためまして、学園の益々の躍進を祈念すると共に、多くの卒業生が持つ心の絆を大切に、大学、短大の更なるご発展を心より願っております。岡崎女子大学・岡崎女子短期大学同窓会さかみちの会 会長 野村 安子本多先生の見守る中で
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