はじめに
本園は、大正13年4月に本多由三郎氏が創設した、歴史と伝統のある岡崎女子短期大学の付属幼稚園です。本学園の始まりの幼稚園であり、創立時より幼児教育の理想の姿を求めて、一歩一歩実績を積み重ねてきました。幼稚園教育要領に示された幼児教育のねらいに即し、園児の実態を把握した上で望ましい経験や活動を通して、期待される人間像の芽生えを育てる教育を行っています。大学との密接な連携をとり、幼児教育の正しいあり方を常に研究し、保育しています。
子ども一人ひとりを見守り、個性の伸長を図るために、職員が一丸となって教育活動に努めています。また、保護者及び地域の人々との連携を常に視野に入れて、今後の社会に適応する自主性・社会性・創造性を備えた子どもの育成に取り組んでいます。
園長ごあいさつ
「おはようございます」
「ありがとうございます」
「ごめんなさい」
「さようなら」
日本人が、毎日生活している中での大切な言葉です。めまぐるしく変わる時代の中で、小中学生をはじめ、その大切な言葉をなかなか言えなくなってきているのではと感じています。また、デジタル化が進み、スマートフォンやゲームの普及で、一人でも遊べるようになり、友達とのコミュニケーションが不足し、仲間意識が薄れてきているようにも思います。
園児たちにとって、幼稚園は初めての集団生活の場です。わくわくして早く幼稚園に行きたいと思っている子もいれば、不安がってなかなか足が進まず、戸惑ったりする子もいるでしょう。一人一人性格はみんな違います。でも、その子なりのよいところはたくさんあります。嫩幼稚園では、その子どもたちのよさをたくさん引き出していきたいと思っています。また、子どもたちには、これから成長していく中で、あいさつや感謝の言葉など、幼稚園3年間で、基本的な生活習慣の言葉を身に付けていってほしいと思っています。
子どもたちは、先生や友達とかかわりながらさまざまなことを経験し、多くの体験や活動を通して成長していきます。自分の力や友達と協力して頑張ったという充実感や達成感を味わわせることで、たくさんの笑顔が見られます。「嫩幼稚園は、とっても楽しい」「嫩幼稚園に来て良かった」と子どもたちや保護者の皆さんに言っていただけるよう職員一同、頑張っていきたいと思います。子どもたちのとびっきりの笑顔と成長する喜びを感じながら、保護者の皆様、地域の皆様とともに、明るく楽しく子育てのお手伝いをしていきたいと思います。
嫩幼稚園 園長 堺 正司
大正13年 4月 | 現嫩幼稚園の前身として発足 |
---|---|
大正15年 4月 | 嫩幼稚園創立 岡崎市亀井町の一乗寺裏仮園舎で開園 |
昭和 3年 4月 | 幼稚園として認可される 岡崎市八帖町向田91に園舎新築 |
昭和26年 6月 | 現在地(岡崎市魚町1-8)に新築移転 |
昭和40年 4月 | 岡崎女子短期大学付属嫩幼稚園と改称 |
昭和55年 9月 | 玄関から東側の鉄筋2階建の園舎新築 |
平成15年 3月 | 国旗掲揚塔新設 |
平成18年 9月 | 耐震工事完了 |
平成23年 7月 | 門扉改修工事 |
平成26年 5月 | 全保育室エアコン設置 |