hyggeLab letter vol.2
みなさんは「プレイパーク」に行ったことがありますか?
プレイパークとは日本語で「冒険遊び場」と訳され 日本では1970年代に活動が始まりました。現在は北海道から沖縄まで全国400カ所以上もあります。その最大の特徴は、「自分の責任で自由に遊ぶ」と言う点です。そのため、身近な公園にあるような「木登りや水遊び禁止」というような看板はなく、それぞれのプレイパークの理念が書かれた看板が立っています。
多くのプレイパークでは、焚き火に木登り、木工作や基地作りなど、自分がやりたいことにチャレンジすることができます。遊びのなかで、成功するときもあれば、失敗をすることもあります。しかし、その活動を通して、考えたり、挑戦する旺盛な好奇心が身に付いてくるのです。
私たちが訪問した「銀河の森プレイパーク」は相模原市の郊外にあり、豊富な樹木を利用してツリーハウスやブランコなどの遊具が作られていました。また、森の中には木材やロープ、廃材を用いて子どもが作った「秘密基地」が点在していたり、親子で焚き火を囲んで、焼き芋やラーメンを作る姿も見られました。この活動を支えているのは、学校の先生や大工職人さん、父兄などのボランティアスタッフの方々でした。このように、プレイパークは子どもからお年寄りまで、あらゆる年代が「遊び」でつながっており、重要な地域のコミュニティの場となっています。
読者の皆さんもお近くのプレイパークを探して、出かけてみてください。きっと新しい発見があることでしょう。(山下晋)