子どもの音環境の研究

研究代表者:滝沢ほだか
研究分担者:北浦恒人 平尾憲嗣


私達が生活している日常空間には、たくさんの音があふれています。生活音、環境音、おしゃべりの声や音楽...聞こえてくる音にはたくさんの種類があり、その中には「騒音」といわれる不快に感じる音も含まれています。
室内で聞こえる音について、デンマークやオーストリア、イギリスには具体的な数値で法的な規制ありますが、日本の保育所や幼稚園には、そのような規制はありません。その一方、日本の保育室では、地下鉄の車内や騒々しい工場、カラオケルームのスピーカー1m前と同じくらいの音が出ているという研究結果もあります。
本研究では、子どもを取り巻く音環境について、子ども好適空間の基礎となる音環境とはどのようなものなのか、下記の4点から明らかにしていきます。


1. 付属幼稚園や市内の保育所、病院や薬局における音環境の調査を行う
2. 子どもの空間における音環境について、音の基準のあるデンマークで海外事例について調査を行う
3. 1や2で得られた知見をもとに、保育現場や医療機関の音環境について改善と評価を行う
4. 子ども好適空間を構成する音環境について、基準を策定する

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