保育現場における危険事例とよりよい保育環境に関わるアンケート調査

研究代表者:林陽子
研究分担者:櫻井貴大 野田美樹 横田典子


現代社会においては、子どもの死亡や事故の原因は不慮の事故が多く、家庭や身近な場所で発生しています。また、保育所、こども園、幼稚園等の保育現場においては、保育者不足の恒常化があり、人手不足や多忙さから重篤な事故の発生に繋がる危険性があります。
本調査は、保育園、こども園、幼稚園等の危険事例のアンケートやインタビューを実施し、保育現場における「ヒヤリ、ハット」の事例を収集し、事故を防止するために役立つための保育に生きる具体的なチェックリストを作成するために進めています。
また、アンケートから、保育現場における「ヒヤリ、ハット」の現状を明らかにし、データベース化し、保育者が考えるよりよい保育環境としての"子どもにとって居心地が好く夢中になれる空間"の分析から、幼児期ならではの環境デザインの必要性も見えてくると予想しています。子どもの発達に必要な経験を踏まえた安全で安心できる環境づくりについて考えるための資料となることも目的としています。
最終的には、子どもにとって安全で安心できる空間が、便利さや簡易さだけを求めたり、子どもの経験の機会を減少させたりするのではなく、子どもが安全で安心して活動し、"子どもにとって居心地が好く夢中になれる空間"であるための環境デザインについて示していきたいと考えています。

一覧へ

PAGETOP