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　令和4年の漢字に、多くの人が選んだのは「戦」でした。国家と国家、民族と民族との「戦」をはじめ、コロナ禍や異常気象との「戦」も深刻な様相を呈したからでしょう。
　このような中で、卯年の初めに思うことのひとつは、多くの方々のご支援とご理解をいただき、無事に新しい年を迎えることができましたことへの感謝です。二つは、建学の精神を拠りどころに、社会の発展と人々の幸福に貢献できる学生育てにまい進し続ける決意です。そして、三つは、「共生への願いと想像力」で様々な局面に臨む心根です。
　兎のように跳ねては俯瞰し、地に降りては聞き耳で世の中の声に敏感になりながら、小さくてもキラリと光る、無くてはならない大学・短大を目指して進んで参ります。今年も、教職員一丸となって、学生育てと地域連携にまい進する所存ですので、旧年にも増してご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年　元旦

学校法人清光学園理事長　　　　　　　　　　　
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学学長　林　陽子