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岡崎女子大学・岡崎女子短期大学

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2023/1/25

お知らせ

創立記念日に思う建学の精神  ―これからも時代の道しるべに―

 1月25日は、岡崎女子短期大学の創立記念日です。私達は、昭和40年(1965年)の創立以来、あらためて建学の精神に心を寄せる機会として、創立記念日を迎えてきました。
 およそ100年前の大正13年(1924年)4月1日には、後に学校法人清光学園の理事長となる本多由三郎先生が嫩(ふたば)幼稚園を開園しましたが、この嫩幼稚園こそが、岡崎女子短期大学の礎です。本多先生の保育者養成教育と女子教育への情熱を原動力に開学した岡崎女子短期大学は、地域の方々や同窓生に支えられ、「オカタン」の愛称で親しまれてきました。保育や教育の現場や福祉の現場、またビジネス界から人材育成への要請を頂きつつ設置する学科は変遷しましたが、常にオカタン教育の核にあったのは、建学の精神の神髄である「自由と創造 自律と貢献」でした。
 現在は、多くの人々が様々な困難の中に生きていることを実感しています。経験したことのない感染症に向き合い、地球規模での環境の変動に戸惑いながら心を痛めたり、辛い思いをせざるを得ない人々を想って、自分にできることを探したりすることもあります。一方で、私達は大きな可能性と拡がりを持つコミュニケーションや表現の手段を手にしました。新たな価値を創造し、受け入れ合ってもいます。これからは、今以上にグローバルな規模で多様性と可能性に満ちた時代になっていくことが予想されます。
 このような中で、私は建学の精神の神髄である「自由と創造 自律と貢献」の意義深さと力強さをひしひしと感じます。なぜなら、オカタン教育は、社会の発展と人々の幸福に寄与できる女性、そして共生への願いを持った女性を育てる教育であり、その教育の核が建学の精神だからです。

 さて、岡崎女子短期大学現代ビジネス学科は、令和5年3月末で幕を下します。前身の経営実務科時代を含め、36年に亘り多くの卒業生を地域の企業や医療機関で育てていただきましたことに、心より感謝の気持ちと御礼の言葉をお伝えさせていただきます。併せて、今後とも卒業生をよろしくお願い致します。
 4月からは、幼児教育学科第一部と同第三部を持つ短期大学になりますが、引き続き建学の精神を核に、たおやかに自分らしく未来を創造していく女性、社会に貢献する自律した女性の育成にまい進して参ります。
 これからも岡崎女子短期大学をよろしくお願い申し上げます。

 

岡崎女子短期大学学長  林 陽子

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