岡崎女子大学・岡崎女子短期大学

ニュース

2021/11/8

お知らせ

岡崎女子大学創立記念日に寄せて

―コロナ禍と建学の精神―

 

岡崎女子大学学長  林 陽子

 

 11月8日は岡崎女子大学の創立記念日です。今年も、この意義深い日を無事に迎えることができ、心より嬉しく、深い感慨を覚えています。
 コロナ禍の中で慌ただしく始まった2021年度ですが、今年も「学校教育コース」の4年生は、教員採用試験にチャレンジし、昨年に引き続き輝かしい成果を収めました。「幼児教育・保育コース」の4年生も、保育士や幼稚園教諭を目指して、公務員採用試験を始め、各地で健闘しています。「インクルーシブ教育士」養成も本格的になり、どの学年も学ぶ内容が拡充してきました。子ども教育学科全体が、たおやかに輝いているようです。
 一方で、新型コロナウイルス感染症は未だ終息せず、授業や行事についても課外活動についても、コロナ禍前のように進めることはできていません。実習の延期や中止、遠隔授業の実施や食事の場の制限、ボランティア活動やイベントの中止や開催形態の変更など、関係の教職員が協議をし、時には学生の皆さんと相談しながら方策を考えてきたのですが、皆さんには不本意な場面も多々あったかと思います。
 この過程で、私たち教職員が合言葉にしたのは「できることを探す」です。学生の皆さんが建学の精神である「自己実現と社会貢献」を、可能な限り体現してくださることを願ってのことでした。
 そして、皆さんは長く続くコロナ禍にあっても、自分たちの考えを出し合いながら、目標に向かって真剣に、いろいろな事に取り組んできました。コロナ禍がもたらす不利な条件の中でも、仲間とともに、笑顔で前に進もうとする皆さんの姿を、私たちは目の当たりにし、建学の精神「自己実現と社会貢献」が、学びや活動のバックボーンになっていることを感じます。これからも、建学の精神を胸に留め、自分らしく、社会に貢献できる人を目指して成長していってくださることを願っています。

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