岡崎女子大学・岡崎女子短期大学
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2025/8/6
学生活動
令和7年度 岡崎市平和祈念式に参列しました
太平洋戦争末期の1945(昭和20)年、280人の市民が犠牲になった岡崎空襲から80年になるのを前に、7月18日に図書館交流プラザで平和記念式が開かれました。
本学からは子ども教育学部北浦ゼミナールの4年生6名が参列し、誓いの言葉と典礼、献花の補助をさせていただきました。誓いの言葉は学生たちが考えたものです。以下に掲載しますのでぜひご一読ください。
「1945年7月20日未明、岡崎市には数時間にわたり12,000発を超える焼夷弾が投下され、約280人の尊い命が奪われました。容赦ない空襲により一瞬で火の海と化し、町は見る影もないほど壊滅しました。多くの市民が家や家族を失い、衣食住さえままならない、極めて過酷で絶望的な日々を送らざるを得ませんでした。恐怖と苦しみと、どうにもならない悲しみを、全身で受け止め、それでも懸命に生き抜いた方々がいました。そして今も、その記憶を抱えて生き続けている方々がいます。今の岡崎市は四季折々の自然に彩られた、美しく穏やかなまちです。子どもたちの笑い声が響き、家族が安心して暮らし、地域がつながるこの日常は、決して当たり前のものではありません。命懸けで守ろうとした家族、まち、そして未来。その積み重ねの上に私たちは今、こうして生きているのです。今年は戦後80年という節目を迎えます。80年という歳月は長いようでまだ戦争の傷が心に残っている方々が生きている時代でもあります。私たちはそのような方々の記憶を語り継いでいく責任があります。保育者となる私たちが出来ることは、命と平和の大切さを伝えていくことです。絵本を通して、命について語ること。喧嘩をした時一緒に考え、仲直りの道を探すこと。泣いている友達に『大丈夫?』と声をかける優しさを、そっと受け止め、育てていくこと。小さな行動の一つひとつがこの世界を平和にしていく力になると私たちは信じています。先人から託された、この緑美しい街岡崎を失わないように、そして日本が再び戦争の惨禍を起こすことがないように、私たちは平和を強く願い、その大切さを未来に繋いでいくことを誓います。」
8月15日は終戦記念日です。


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